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最新文献:Buhlmann社 食品アレルギー(ナッツ類)好塩基球活性化試験

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Buhmann社 Flow CAST (好塩基球活性化試験キット BAT  )cat# FK-CCR-Uを使用した最新文献のご紹介



Buhlmann社では、20年以上にわたり、Flow CAST(好塩基球活性試験キット)及び専用アレルゲン(約100種類以上)を取り扱ってきました。本製品は、既にヨーロッパでは診断検査薬として使用されており、数年前より外部品質評価の利用も可能となりました。



下記(1)(2)の文献は、BAT が OFC* の必要性を減らす可能性について述べており、著者らは、決定打とは言い切れない SPT* および sIgE テスト後、診断プロセスの第2ステップとして BAT を統合するモデルを提案しています。ピーナッツおよびナッツ類アレルギーについて、4カ国(英国、スイス、カナダ、オーストリア)においてアレルギー診断に使用されています。BAT は OFC で得られた結果の有効な予測因子です。両研究は、臨床診断ルーチンでの BAT の実装に向けた基本的なステップを表しています。



*OFC, Oral Food Challenge:食物経口負荷試験   *SPT, Skin Prick Test:スキンプリックテスト





(1)Santos A.F. et al., 2021, Basophil activation test reduces oral food challenges to nuts and sesame, The Journal of Allergy and Clinical Immunology: In Practice.



カナダ、オーストリアの小児を対象に実施された研究で、ピーナッツなどのナッツ類アレルギーの診断における、Flow CAST の有用性および精度が実証された文献です。本文献では、 BAT により、ピーナッツおよびナッツ類アレルギーの臨床状態の予測が可能なことが示されています。カナダ、オーストリアという、2つの異なる大陸における実際の環境設定集団で得られたこれらの結果から、ピーナッツおよびナッツ類アレルギー、特に多種のナッツアレルギー診断に必要となるであろうOFC* の回数を減らすことが可能という BAT の臨床的有用性と一致しています。



興味深い発見の1つは、特定の1つのナッツにアレルギーのある患者が、他のナッツにもアレルギーを起こす恐れがあるため、あらゆる種類のナッツを避けていることです。現時点では、追加でナッツアレルギーをテストを実施するのは、特定のナッツごとに OFC をを実施するのと同様のため、患者にとって最も簡単な方法としては、あらゆる種類のナッツを避けることです。しかし、著者らは、コホートにおいて BAT ベースの予測を使用する場合、患者のほぼ80%がアレルギーを起こすナッツ以外のものを避ける必要がないことを意味すると述べている。





(2)Duan L. et al., 2020, Basophil activation test shows high accuracy in the diagnosis of peanut and tree nut allergy: The Markers of Nut Allergy Study, Allergy.



少なくとも1種類のナッツまたは実アレルギー患者の診断におけるFlow CASTの有用性評価。 BAT テストの精度の高さが、カシュー、ヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンド、ゴマなどの数種類に拡張されました。 BAT は、1種類のナッツに対するアレルギー診断だけでなく、他種のナッツにもアレルギーを起こす患者の交差反応性の評価に対しても、貴重なツールであることが示されました。この場合、複数回 OFC を実施する必要があるため、 OFC では解決が難しい問題です。





 



 



 


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